臨床研究検査科

特殊検査分析室

遺伝子検査について

親の体つきや性格は遺伝により子供に伝わります。その遺伝を担うのが、我々の体の細胞に存在する遺伝子です。
物質としてはDNAと呼ばれる核酸です。この遺伝子が傷ついたり、他の人と少し違っていたりすることで癌になったり糖尿病や高血圧など生活習慣病になりやすくなったりします。

現在では、組み換えDNA技術、ポリメラ-ゼ連鎖反応(数個の遺伝子を何百万倍まで増やす方法・PCR法)法等の遺伝子解析技術を利用して、遺伝子診断が可能になってきました。ここではこれらの遺伝子解析技術を用いて、C型肝炎ウィルスや病原性大腸菌など感染症の遺伝子検査、癌の遺伝子診断、遺伝病の判定等に取り組んでいます。

今後、遺伝子解析による癌の転移しやすさの判定や抗癌剤の選択、生活習慣病の発症予測等が可能になってくると考えられます。臨床各科と連携してこのような課題に取り組んで行こうとしています。

アミノ酸分析について

人間の体は蛋白でできています。その蛋白は、アミノ酸で合成されてできています。その血漿アミノ酸の組成は先天性・後天性の色々な異常で変化します。(当院では、41種のアミノ酸について測定できます。)

先天性アミノ酸異常では、アミノ酸組成測定は重要であり、早期発見・早期治療が重要と言われています。

後天性疾患では、病気の解明や治療方針の決定のために測定します。
代表的なものでは肝不全で、バリン・イソロイシン・ロイシン等の分岐鎖アミノ酸の低下とチロシン・フェニルアラニンなどの芳香族アミノ酸とメチオニンの上昇等があります。

アミノ酸分析も今からの発展分野であり、今後の研究・解明に期待されています。