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睡眠時無呼吸症候群の検査について

2013年6月15日

「日の出とともに起床して、日中に活動し、日が沈むと休息をとる」 私たち人間は、1日におよそ8時間眠るサイクルで生活しています。つまり人生の約1/3は眠っていることになります。
睡眠は昼間の活動で疲れた体と脳を休息させるための重要な時間です。睡眠がじゅうぶんにとれない状態が続くと、「眠い、疲れた」というだけでなく、さまざまな悪影響を及ぼすようになります。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠中に無呼吸の状態になる病態で、SAS(Sleep Apnea Syndrome)と呼ばれ、睡眠障害の一つです。「無呼吸」とは、呼吸が10秒以上止まっていることと定義され、この状態が7時間の睡眠中に30回以上、あるいは1時間あたり5回以上あると睡眠時無呼吸症候群(SAS)になります。
睡眠時無呼吸症候群は、健康と思われる人の中にも数多く潜在しています。
睡眠中に呼吸が止まることが繰り返されると、体内に取り込まれる酸素の量が少なくなり、高血圧、心臓病、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病を合併するケースが多いといわれています。また、日中の眠気による交通事故、労働災害、仕事や学業の能率低下など、社会生活にも影響を及ぼします。

睡眠時無呼吸症候群の検査

当院では、自宅で行うことができる簡易検査と、1日入院していただいて睡眠状態と呼吸状態を同時に詳しく検査する終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)を実施しています。

簡易SAS検査

簡易検査では、睡眠中の無呼吸の有無と、その無呼吸に関係しておこる 身体の酸素不足、いびき、体位を検査します。
センサーの装着は検査前に説明させていただくので、睡眠前になったらご自分で装着していただきます。検査は自動で開始されますので機器の操作はありません。
夜間のトイレにも行っていただけますし寝返りをしても大丈夫です。朝おきたら装着したセンサーを取り外し、来院して機器の返却をお願いします。

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)

PSG検査は簡易SAS検査の項目に加えて、脳波や心電図、頤筋筋電図、眼球運動、下肢運動を記録します。睡眠の深さや不整脈、むずむず脚症候群による睡眠障害なども総合的に評価できる検査です。
センサーの装着は臨床検査技師がおこないます。18:30頃から病室でセンサーの装着をしますので、夕食やトイレを済ませておいてください。また、装着後は行動が制限されます。必要なものはベットの近くに用意してください。センサー類が多いですが緊張したり、寝ている間に外れないだろうかと心配せずに布団の中に入ったら朝までぐっすりおやすみください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の種類と原因

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndorome:OSAS)

上気道の閉塞によるもので、胸腹部の呼吸運動は保たれます。
原因として睡眠中に気道の筋力が低下することによって扁桃や舌根が沈下し,上気道が閉塞して無呼吸になると考えられます。
また、首回りの脂肪の沈着があったり、やせていても顎が小さいと上気道の閉塞を招きやすくなります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群(Central Sleep Apnea Syndorome:CSAS)

呼吸中枢の障害により呼吸運動が消失する無呼吸です。
口鼻呼吸・胸腹部呼吸ともに10秒以上の停止がおこります。
脳血管障害や心不全で高率にみられるチェーンストークス呼吸(下段)も中枢性無呼吸症候群に分類されます。

チェーンストークス呼吸(Cheyne-Stokes Respiration:CSR)

周期的に呼吸の深さが変化することによっておこる無呼吸です。
浅い呼吸からしだいに深い呼吸となり再び浅い呼吸に移行したあと無呼吸がみられます。

混合性睡眠時無呼吸症候群(Mix Sleep Apnea Syndorome:MSAS) 

中枢性無呼吸で始まり、あとから胸腹部呼吸が出現し閉塞性無呼吸に移行します。
閉塞性無呼吸症候群の一つとして分類されます。

検査結果の判定

睡眠時無呼吸症候群の評価は、AHI(無呼吸Apnea・低呼吸Hypopnea・指数Index) で表します。1時間あたりに発生した無呼吸と低呼吸を合わせた回数になります。
AHI5~15回を軽度、15~30を中等度、30回以上を重度の睡眠時無呼吸症候群に分類されます。
AHI30では1時間に30回も睡眠が途切れて睡眠の質が低下し、体内の酸素不足も深刻になります。

当院では、簡易SAS検査とPSG検査を実施しています。予約検査ですのでご希望の検査日に実施できない場合がありますが、できる限り日程の調整をさせていただきますのでご理解とご協力をお願いいたします。

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