救急・集中治療科
救急・集中治療科

集中治療室とは、「内科系、外科系を問わず呼吸、循環、代謝そのほかの重篤な急性機能不全の患者を収容し強力かつ集中的に治療看護を行うことにより、その効果を期待する部門である。」と定義されています。重い患者さんを見守る集中治療室は、中央手術室に隣り合う病棟の中枢部に位置します。
カラー表示のコンピューター制御モニタリングシステムを導入し、ベッドサイドモニターは吊台式で、最新のレスピレータを全床に配備、大動脈バルンパンピング(IABP)、ペースメーカー、除細動器、透析および血漿交換装置などを用い、重症患者の呼吸と循環の管理にあたります。超音波診断装置を初めとする多くの診断機器も常備されています。また付属する高気圧酸素治療室では、一酸化炭素中毒をはじめとする各種低酸素障害患者の緊急治療にも対応しております。
つまり、集中治療室は重症かつ緊急を要する患者さんを、一箇所にあつめて集中的に医療資源をふりむけ、効率化をはかる現代医療システムです。急性心筋梗塞などによる急性心不全や致死性不整脈、ショック、種々の原因による呼吸不全、緊急手術やハイリスク患者の術後管理などを始め、救急医療とのタイアップによって、あらゆる重症患者がまずここに収容されることになります。
広島総合病院の集中治療室は10床のオープンスペース病床と4床の感染個室病床で構成されています。一方、職員は2名の専従医師、11名のスタッフ医師、9名の医療工学士、27名の看護師及び1名の看護助手が配置されています。
年間の集中治療室に入られる患者さんは約950名で、平均在室日数は4.5日です。そのうち集中治療室と救急車を直接むすぶホットライン経由ではいられる救急患者さんは約180名前後です。(ホットライン総数は250-280名)
人工呼吸や血液浄化(持続血液濾過透析など)を中心に24時間体制ならではの治療を行い、患者さんの救命に尽力しております。また、高度救急医療の拠点として、救急車とのホットラインを実施しています。
また、病院前救護の観点から救急救命士の就業前や、再教育、on-line controlとして気管挿管や薬剤投与支持も行っています。
現状の課題としては全国的な問題であるが救急関連の医師・看護師の不足と燃え尽き症候群による職場からの離脱が問題となっています。活気のある持続可能な組織運営のため優秀なスタッフ確保は最重要課題です。この解決策として、救急初期治療を通して適切な指導と幅広い臨床経験を提供することにより、良質の研修医の確保し、しいては救急スタッフの確保を目指します。